キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

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早池峰山の後、太平洋岸に出る予定だった。
岩手山と、八幡平に登ったので、秋田県に来てしまった。
小坂町に古い芝居小屋があるので、見ることにした。

秋田県の北部、海から離れた山の中に、昔、大きな鉱山があった。 名前は、小坂鉱山。
マタギの里と呼ばれていいくらいの、山奥だ。
位置は、大館市の東で、鹿角市の北。 十和田湖が近い。   場所はここ。 

そこに、2つの大きな建物が残されていた。 芝居小屋と、鉱山事務所。
康楽館は、ほとんど昔のまま。 
鉱山事務所は、使える材料を使って復元した。 伝建地区の建物の復元と同じ。
そのため、2つとも、国の重要文化財に指定された。

芝居小屋は、楽しむために作った。 鉱山事務所は、もうけたから作った。
でも、どうしてここまでの立派なものを、当時作ったのか、その辺りは分からない。 
知りたい部分でしょうか。

これが、芝居小屋、康楽館。 明治43年にできた。

10年7月29日 (1)

道にある、のぼり。

10年7月29日 (26)

外から見たら、洋風の感じ。 そこに、提灯と暖簾(のれん)。  不思議と、ミスマッチには見えない。

10年7月29日 (25)

今は、真ん中のが公演中だが、今日はお休み。 ※ 休みは、月に2回程しかないのに。

10年7月29日 (24)

だから今日は、お客さんが少ない。 事務所の人が、ていねいに案内してくれた。

10年7月29日 (23)

広い。 600人、入れるそう。 こんな芝居小屋は、九州の山鹿にもあった。
説明してくれた人は、そのことを知っていた。
   ※ 紋別の海鳴りの芝居を、こんな所で見たいなと思った。   ※ 関連ブログ 江戸人情芝居は、面白いぞ

10年7月29日 (2)

左の写真は、切穴。 ここから人が上がってくる。

10年7月29日 (3)  10年7月29日 (4)  10年7月29日 (5)  

右は、切り穴の下。 人の力で動かす。 この方が、きっと事故は少ない。 この方が説明を。

10年7月29日 (6)  10年7月29日 (7)

回り舞台。 ここは、地下。

10年7月29日 (8)

このように、4人で動かす。 顔の表情まで作ってくれた。 役者だ。

10年7月29日 (9)

当時、コンクリートの材料は輸入したそう。 これは、当時の。

10年7月29日 (10)

地下の通路や上の場所は、奈落と言われたそう。
暗くて深いから、そう言われた。
ただ、一説には、華やかな演劇舞台の陰に嫉妬や怨念が潜んでおり、この地下で事故が起きることもあるから、そう言われることがあるそうだ。
※ どうして私でなく、あの人が主役なのさ、という嫉妬はありそうだ。

10年7月29日 (11)

舞台へ。

10年7月29日 (12)

たくさんの人の前で演じると言うのは、どんな気分なんでしょう。

10年7月29日 (13)

右の写真は、楽屋。 ここで、化粧や着替えをする。

10年7月29日 (14)  10年7月29日 (15)  10年7月29日 (16)

壁一面、落書き。

10年7月29日 (17)

今となっては、貴重なものだそう。 昭和37年ったら、東京オリンピックの2年前。
この時、東野英次郎 54歳。 平幹二郎 28歳。  他にも、知ってる名前は、ありますね。

10年7月29日 (18)

わらび座も来ている。 わらび座の拠点は、秋田県の田沢湖の近くにある。
鶴姫を演じた碓井涼子さんは、今、ミュージカル「アトム」に「マリア」役で出演している。
この人は、天草四郎と鶴姫を演じ、一気にわらび座の看板女優になった。  ※ 関連ブログ 「鶴姫伝説」~瀬戸内のジャンヌダルク~
チャンスがあったら、また見たいと思う。
それから、坊ちゃん劇場は、わらび座の劇場だった。 知らなかった。

10年7月29日 (19)

戦前の一時期、警察官が、ここで舞台の内容を検閲した。

10年7月29日 (20)

舞台の後、顔に紙をあてて、化粧をうつしたものですね。

10年7月29日 (21)

平成10年に来ている。  中村獅童の名前がある。 26歳の時。
勘亭流というこの書体は、黒い部分が多い。 客席が、客で埋まるようにとの願いがあるそう。

10年7月29日 (22)

さっきの方が、最後まで丁寧に説明してくれた。
明日見においでと言って、割引券をくれた。

駐車場をはさんで、小坂鉱山事務所があった。

10年7月29日 (27)

玄関上のテラスから撮影。

10年7月29日 (28)

テラス。

10年7月29日 (29)

屋根は、こういう板だった。

10年7月29日 (30)

らせん階段のある洋風建築。 明治38年に建てられた。 平成9年に、この場所に移築復元した。

10年7月29日 (31)  10年7月29日 (32)

康楽館の客席の写真があった。 よそ見している人は、いない。

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この人によって、銀の生産日本一の鉱山になる。
長州藩の出身で、高杉晋作のもとで、騎兵隊だった。 この当時の人脈が、後の商売に生きた。
藤田観光の創始者。

10年7月29日 (34)

上の、藤田伝三郎の兄の子。 銀山から、日本一の銅山の基礎を築いた。 この人も、萩で生まれている。
なお、先日亡くなったシャンソン歌手の石井好子は、この人の孫。    1曲紹介  夕映えの二人(別れの朝)(YouTube)

10年7月29日 (35)

こんな部屋も。

10年7月29日 (36)

中庭は、2階にあった。

10年7月29日 (37)

変わった雰囲気の、列車の中。

10年7月29日 (38)  10年7月29日 (39)

窓の外は、小坂の町。

10年7月29日 (40)

大館市から小坂町まで、昨年まで小坂線が走っていた。
長い列車の旅をしてきて、小坂に着いたら、そとは都会のように明るかった。

この人は、精錬の技術を伝えた。

10年7月29日 (41)

明治末期の小坂鉱山。

10年7月29日 (42)

小坂は、余りにも、東京や大阪から遠かった。
こんな遠くの、文明から遠ざかった山奥に、誰も来たがらなかった。

そこで、会社は、康楽館をつくったり、ダムでの発電所を作った。
働く人が楽しめるように、いい生活が出来るように考えた。

鉱山の発展に欠かせないのが、技術者や指導者。
その人達が安心して仕事をするために作ったのが、鉱山事務所。

小坂町は、産業遺産として残された、この2つの建物を生かして、今、町の発展に取り組んでいる。
※ 近くには、十和田湖も。

鉱山によって、自然は傷んだ。
でも、今、小坂町は緑に囲まれている。
300万本と言われる数の、アカシアの木を植えた。
アカシアは、あらゆる土地環境・気候条件にも負けない木だった

康楽館と鉱山事務所の横に、アカシア並木の広い道がある。 
この道は、「かおり風景100選」に選ばれるまでになった。

鉱山は、負の遺産になりやすい。
しかし、小坂町は、そうはしなかった。
鉱山会社が、地域にたいして優しかったことが、遠くの要因としてあるのかなと思った。


【停泊場所】      康楽館の駐車場。

【明日の予定】     芝居と踊りを見ます。 芝居の写真は、撮れない。 

【今日の歌】      赤いハンカチ(YouTube)


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コメント

小坂町とアカシア

小坂町は十和田湖の近くなんですね。もう眼の前は青森。北へ北へときましたね。康楽館は鉱山の贈りもの。
娯楽施設だったんですね。そして100年も持ち、現役の演劇場。熊本県山鹿市にも「八千代座」があります。山鹿観光のシンボルです。飯塚市にもあります。「嘉穂劇場」。これも炭坑時代の名残です。
 小坂鉱山事務所は、すごいですね。そんな田舎町に、超立派な洋風建物が残っていたんですね。すごい文化財。機能ばかりでなく、装飾がまたすばらしい。当時の藤田組の熱意が感じられます。命がけで作ったのでしょう。先の康楽館も鉱山が作っているようですね。藤田組は、従業員の福利厚生を考えていたのでしょう。
 炭坑の町で、近代三井発祥の地ー大牟田には三井は何も残していません。残したのは、公害だけ。だから100年経っても、炭坑の財産が生きてこないし、復活の見通しもない。23万人の人口が現在13万人です。昔の面影は全くなし。昔の宝もない。飯塚は数年前、炭坑王の屋敷・伊藤伝右衛門邸を買い取り、観光資源の核にしました。
昔の宝が生きてきたのです。このように、100年後何かが復活すれば、その町も潤うのですが。小坂町も昔の宝が生きて来て、町が潤っているようですね。何事も繰り返す町は強い。昔の宝を生かしきる所は強い。
 小坂町はアカシアの花もきれいだそうですね。アカシアに憧れています。この言葉の音がいい。品がありそう。北海道にもアカシアの町がありますね。

Re: 小坂町とアカシア

康楽館と鉱山事務所の2つがあることが不思議でした。
こんな山の中に。
それで、寄ってみました。

鉱山会社が、その町で、儲けるだけ儲けて、公害を残して去って行ったら、それはひどいことです。
小坂鉱山は、そうではなかった。

小坂町は、2つとも買いとって、町の経営にしたんですね。
決断は、いい方向に進んでいるようです。

アカシアは、どんな香りがするのでしょうね。
アカシアのはちみつは、人気がありますよ。

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Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
ブログには、写真をいっぱい載せています。
よろしく。

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