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キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

日曜日の午後、「劇団海鳴り」を観た。 
演目は、江戸人情芝居「お糸と文七」。 初めて知る作品。
会場は、紋別市立博物館まちなか芸術館。

話しのスジが、とにかく面白い。
私は、劇団海鳴りの演技力のレベルは分からない。でも、話しの世界に引き込まれ、上手いとかどうだとかを、考えることはなかった。観る人間をそうさせたのだから、下手ではないのは間違いない。
主人公のお糸は、当たり前のように、涙を流しての演技だった。

話しのスジを追ってみる。

時は、江戸。 左官の長兵衛は腕の良い職人。 でも、バクチに夢中。 利き腕の右手を怪我してから、生活が狂った。女房のお兼とは喧嘩ばっかり。 それを見る娘のお糸は悲しむ。 ついに、お糸は、吉原の角海老楼に行き、身売りを申し出る。 けなげな娘だ。 女将は長兵衛を呼んで叱る。2年だけお糸を女中として預かる約束で、50両渡す。 お糸は美人だ。 女中としたところが、女将の粋な計らいだ。 これで、長兵衛がまじめに生きました、では、面白くも何ともない。

【事件1】 長兵衛は、帰り道、橋から身投げしようとしている若者に会う。 話しを聞くと、その若者は商家の手代で、名前は文七。 50両をすられたという。 それで身投げだ。 死んだらだめだと言ってその場を離れようとすると、文七は身投げしようと、橋の欄干に足をかける。 長兵衛は困った。エイッとばかりに、借りた50両を渡してしまう。 見てる者は、「アーア」、いいのかなって思う。
家に帰って、妻のお兼ねと当然喧嘩だ。  さあ、次は、どんな展開だ。

【事件2】
文七は、店に戻る。 そして、50両を主人の卯兵衛に渡した。 ところが、、すられたはずの50両は、戻ってきてた。 すられたんではなかった。(どこかに置いてきたのか、どうだったのか、聞き逃した) 文七は、自分が身を投げようとしたこと、50両を見知らぬ人間にもらったことを伝えた。 主人は、見知らぬ人間に、文七の命を助けられたと考えた。 文七は、大事な手代だ。   50両を戻せば、話しは、それでお仕舞いだ。 そうなるわけはない。

【事件3】
又七は、長兵衛が持っていた50両のことを思い出していた。お糸がいる店の名前を何とか思い出した。 主人の卯兵衛は、角海老楼に行った。 そして、50両は、長兵衛からだと知った。 50両をただ長兵衛に戻すのでは、なかった。 どうすると思います?  お糸を、身請けする形で、引き取ることになった。 最低50両は、払ったはず。 そして、50両とお糸を、長兵衛に渡す。 長兵衛にとって、50両捨てたはずだったのに、倍になって返ってきた。  これでも、まだ終わっていない。

【事件4】
お糸と文七は結婚する。 そうして、長兵衛は文七の後見人になる。 こうして、お糸の家族みんなの幸せが約束される。 よかった、よかった。 

こんな、ストーリーでした。
江戸に暮らす人たちの、気っぷの良さや、幸せへの願いが表れている。 普通は出来ないし、叶わない内容で。

どうして、こんな話しの展開を思いつくのだろう。 すごいなと、思います。
脚本、演出は、いがらし陽子さんという方です。  いや~、おもしろかった。
演劇について、まったく素人の私ですが、楽しませてもらいました。

※ ブログの「泥流地帯」で、「しかけ」の話しをしましたが、2カ所気づきました。
1カ所目は、最初のところで、お糸が生まれた所。 糸という名前は、人とのつながりを大事にする人間に育ってほしい、という願いだと言いました。 結果、人との関わりの中で、助けられました。
2カ所目は、角海老楼に行ったとき、姉さんのいう感じの人が、ここには「長くいるのか、短くいるのか」、どうなるだろうね。 そんなことを言った。 その言葉を聞いたとき、何かがきっと起きる。そんなことを感じました。 無駄に、しゃべらすことはない。

遅く行ったので、立ち見席でした。 でも、1時間半は、あっという間でした。
この日、私は、晩に、キム・ヨナが出るフィギュアスケートを見なければならなかった。
もし、それがなかったら、晩の公演も必ず見ました。

こうやって、演劇に長い間、燃える人たちが紋別にいます。
それを、うれしく思います。 敬意を表します。

江戸人情芝居



「今日の歌」は、 エルビス・プレスリーが歌う「アメイジング・グレイス」(YouTube) この人のはいいですよ。なつかしい画像もいっぱい。 この人と、ウエンステンラ以外で、聞いていいなと思うのは、そんなにいない。

コロブチカ を2曲。  1曲目は、フォークダンスの感じ。(エムズの片割れ)  2曲目は、ロシアの(YouTube) ロシアのは、「甘酸っぱい」雰囲気は、どこにもない。 1曲目のブログの文は、私もこんなことを思った。1曲目の編曲、音質とも、とてもいい。

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コメント

コメントありがとうございます。
感想のせていただきありがとうございました!
見てくれたお客さんがどんなふうに思っていたのかとっても気になっていたので^^
機会があったら次回の公演も見に来てくださいね!

あ、掛け取りの50両は、水戸様のお屋敷の碁盤の下に置き忘れてきたんです^^;
文七の碁狂いにはあきれますねぇ・・・

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akkamui21

Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
ブログには、写真をいっぱい載せています。
よろしく。

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