キャンピングカーで放浪の旅

 写真で探訪

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いつか 平和になり 剣の錆びる日がきたら
太鼓をうちならして 祝おう
いつか 平和になり、弓矢を折る日がきたら
鎧に白い花を 飾ろう


この歌は、舞台で何度も歌われ、この歌で、物語の最後は締めくくられた。
鶴姫伝説の主題、またテーマは、ここにあった。

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鶴姫伝説は、感動のミュージカルだった。

今朝は迷ったが、最後は列車でも行くと決めた。
高速が、50㌔規制だが通っていた。 11時に出発。
みぞれが降っていたが、大丈夫。(携帯で撮影)

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昨日・今日と、南周りで200㌔以上走った。

1時頃、坊っちゃん劇場に着いた。    ※ 高速は風が強かったので、途中で下りた。

9年12月20日 (3)

9年12月20日 (4)

開園は、2時。 S席の一番後ろを予約してあった。
物語は、そこに住む人たちが昔を振り返り、瀬戸内の海を讃える所から始まった。

最初の関心は、物語の主題だった。 わらび座だから、おおよその見当はつく。(価値のあるものにするから)
平和か庶民の幸せか、その辺りだ。 それは、早い時間に前者だと見えてきた。(両方でもあるが)


鶴姫は、大山祇(ずみ)神社の大宮司の娘。     ※ 鶴姫、大山祇神社、歴史的史実については、このブログに
父親が亡くなった晩、鶴姫の前に龍神が現れ、こう言った。  ※ 龍神は大山祇神社の守護神。

おまえは、龍神の申し子だ。 特別な星のもとに生まれた。
海は、誰のものでもない。 いつか自分の使命を知る時がくる。 海の平和を守りぬけ。
そして、このことは、誰にも話すなと。

9年12月20日 (11)

9年12月20日 (17)

鶴姫は、幼馴染のカモメ(女)にだけは、話していた。

お姫様だから、大事に育てられた。
でも、自分は籠の鳥ではないと、自由に伸び伸びと生き、育った。 
美しさだけでなく、剣では男に負けない強さも、身に付けていた。
月日は経っていた。

鶴姫は、クロタカという武将に出会う。  ※ 歴史上は、越智安成。
お互い心が乱れた。 命をかけて好きになっていく。

9年12月20日 (9)

物語の間に、歌と踊りが随所に出てきた。
この話の脚本を書いた高橋知伽江と言う人は、この時代が、また、足利幕府が庶民にとってどうだったのかを、はっきりと語らせていた。

周防の大内義隆が攻めてきた。  ※周防は、今の山口県の瀬戸内側。

  物語の舞台となる、大山祇神社のある大三島は、芸予諸島にある。
  この辺りは、島がたくさんあるため、瀬戸内の交通の要衝となっていた。
  利権の争いで、戦が絶えなかった。

次兄の安房が三島水軍の陣代(統括者)として、他と連合して大内氏を迎撃した。
しかし、安房はその戦いで討死してしまった。

9年12月20日 (12)

後を継いだのが、17歳の鶴姫だった。
鶴姫には、鎧が用意されていた。 父の遺言で、上の兄が作った。
それは、下の鎧。
※ この鎧が、大山祇神社にある。

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鶴姫は、龍神から、瀬戸内の平和を守ることを託されていた。
兄は討死し、その憎しみは鶴姫にだってあった。

しかし、鶴姫は戦のもう一つの顔を知っていた。 こう言う。
みんな苦しむ。 海は、人より先にあった。
戦の勝ち負けより、もっと大事なものがあるはず、と。

また、沈む夕陽に流した涙をぬぐい、海に沈めて、花をさがしに行こう、と。
そして、最初の歌を歌った。

いつか 平和になり 剣の錆びる日がきたら
太鼓をうちならして 祝おう
いつか 平和になり、弓矢を折る日がきたら
鎧に白い花を 飾ろう


最後に、こう決意する。
憎しみの刃(やいば)に、憎しみの刃を振りかざしてはならぬ
他の手立てがあるはずだ、と。

これから頼りになるのはクロタカだ。
鶴姫は、そなたがいてくれて良かったと言う。
これを聞いて、クロタカの心の中のうず潮は、抑えることの出来ないものになっていった。

幼馴染のカモメが、急に遊郭に行くことになった。
父が戦で死んで、下の子の面倒を見なければならない。
カモメは鶴姫に言った。
心の蓋(ふた)を取りなされ。 別れは、いつ来るか分からないって。

9年12月20日 (7)

※ この場面は長く、突然遊郭の話だ。 何気なく、このような場面を作ることはない。
  三浦綾子の泥流地帯でも、同じ遊郭に行く話があった。
  話の最後で、物語の展開に大きな影響を与えた。
  また、これからの話の流れを予感させる、「しかけ」にも感じた。
  泥流地帯と、紋別の劇団海鳴りの芝居を思い出して見ていた。       ※ 海鳴りのはここに

鶴姫は、大内義隆と和睦を考えた。
憎しみの刃に、憎しみの刃を振りかざしてはならぬ、と。
和睦のための使いは、自分がすると、クロタカは言った。

また、クロタカは、こんなことを言ってしまった。
全てを敵にまわしても、そなたの味方をすると。

鶴姫も言った。 うまくいったら褒美をつかわすと。
それは、自分との祝言だった。 ついに言った。

そして、二人は、息が止まるように抱き合った。
これからの幸せを、見つめていた。

見ている方は、幸せになってもらいたいと思う。
でも、ダメなんだな。 この流れは。
※ 泥流地帯で、大正15年に十勝岳が爆発する前日、ある家庭の兄弟は楽しすぎた。 三浦綾子は、そう描いた。 
  あれと同じだと思った。    ※ もしよかったら、ここに

クロタカは、和睦の文を持って大内義隆の所へ行った。
でも、その場で切られてしまった。

9年12月20日 (8)

何も知らない鶴姫は、母親が自分の着たという打ちかけを、勧められて着た。
クロタカが心配で、喜ぶことはできなかった。
それでも、羽織った手を一度広げた。 
美しかった。 タンチョウが羽を広げた白さだった。 

9年12月20日 (18)

鶴姫は、クロタカが切られたことを聞いた。 息を引き取る前に、鶴姫の名前を呼んだことも。
憎しみの連鎖を断ち切るためにそうしたのに、なぜそれを奪うと、龍神に叫ぶ。
龍神は応えない。
そして、自分が殺したと思った。

鶴姫は、ついにを着た。

9年12月20日 (6)

大三島を、家族を、そして仲間を守るために戦うと言った。

私はここで、この先の展開が分からなかった。
後で、なるほどと思った。

遊郭に行ったカモメは、大内義隆の所に出入りしていた。
鶴姫にカモメからの密書が届いた。

大内軍は、みんな戦勝の祝いで酒を飲んでいるという。
だから、船は空っぽだと。

鶴姫は、その船を焼き払うことを考えた。 人は殺さないで。
海よ、力を授けたまえと歌った。

作戦は、成功した。
鶴姫は大三島を守った。

予定していた祝言の日が来た。 でも、一人ぼっちだ。

鶴姫は、大三島を守ったが、海の平和を取り戻せたとは思えなかった。
龍神は言った。
鶴姫は、高い山に登ろうとしている。
そこに行こうとした一歩は、決して無駄にはならない、と。

未来を信じ、けなげな愚かな人間を信じ、願いを明日につなごう。
平和の祈りは、永久に、と鶴姫は歌った。

その後の場面は、舞台に鶴姫の鎧がぽつんとあった。 鶴姫がどうなったかを暗示していた。
海から、鶴姫とクロタカが現れた。

二人で、一粒の種を育てようって歌った。

9年12月20日 (13)

最後の場面は、鶴姫の鎧に、白い花を飾った。
平和への一歩を鶴姫が築いたから。(なくなったからかな、とも)

いつか 平和になり 剣の錆びる日がきたら
太鼓をうちならして 祝おう
いつか 平和になり、弓矢を折る日がきたら
鎧に白い花を 飾ろう


最初の、この歌を歌って、鶴姫伝説は終わった。


いい舞台だった。 久しぶりの感動だった。
さすが、わらび座だと思った。 裏切られることがない。

※ 舞台の写真は撮影できないので、ホールにあった物を撮影。 (確認して)

舞台の後、出演者を撮影できた。 下に。 (全員ではないが)

鶴姫役の、碓井(うすい)涼子さん。
ヘイリーとは違う魅力の、天使の歌声でした。 演技のすべてで、輝いていましたよ。

9年12月20日 (29)

書いていただいた、サイン。  つるひめ 涼子 USUI と読めます。

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クロタカ役の、神敏将さん。これだけ二枚目で腕が立ったら、鶴姫は当然惚れる。ご活躍を。

9年12月20日 (35)

カモメ役の、小関梓紀さん。 鶴姫を助けてくれてありがとう。

9年12月20日 (30)

撮影させていただけた、みなさんです。 左上の大内義隆役の中山城治さんは、おどけ役がぴったり。よかった。

9年12月20日 (33)   9年12月20日 (32)

9年12月20日 (34)   9年12月20日 (31)

いい舞台を見ました。 もう一度見たいと思いました。
今、多くの場所で起きている戦いは、憎しみの連鎖によっても、終わらすことが出来ないでいる。
脚本を書いた高橋知伽江さんの、発想の原点は、そこにあるように感じました。
世界中が、等しく平和になることを願って。


※ 今日の記事は、暗闇でのメモと記憶を元に書きました。見ないで書いても読めるもんです。初めて。


【停泊場所】     坊っちゃん劇場のそば。  ここです

【明日の予定】    松山です。

【今日の歌】     鶴姫伝説(YouTube)

            砂の祈り(YouTube)  先日も載せました。 いつの日か、この世の全てが等しく平和であるように、って歌っている。

            アメイジング・グレイス(YouTube)  ヘイリー・ウェステンラです。 私はもう迷わないって、決意する。 


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コメント

楽しみになりました!

はじめまして!
わらび座大好き人間です。
来月、鶴姫を観に行くつもりです。

akkamui21さんのブログを拝見して、
とても楽しみになりました。

ありがとうございました!

Re: 楽しみになりました!

こんにちは。
1月から、またあるんですよね。
12月は、私が見た20日が最後でした。
ほんとうにいいです。
たまに、こういうのを見ないとだめだなと思いました。


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Author:akkamui21
ユーロスターで放浪の一人旅に出た、オジさんのブログ。
昨年春オホーツクを出発し、日本を2度往復。この秋に南下を始めたら、3度目に入る。

akkamui(アッカムイ)は、エゾモモンガのこと。子供の守り神の意味です。
ブログには、写真をいっぱい載せています。
よろしく。

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